【コロナ】PCR・抗原/抗体検査の違いは？正確性・検知率は？

PCR検査と抗原検査（抗原定性検査）は、検査を受けた人が現在新型コロナウイルス(COVID‑19)に感染しているかどうかを調べるものです。

抗体検査は、現在ではなく過去に感染したことがあるかどうかを調べるための検査です。またワクチンを打ったことによって抗体ができた場合にも陽性反応が出ます。

• 感度（感染している人が陽性と出る割合）：約70%
• 特異度（感染していない人が陰性と出る割合）：約99.9％

PCR検査の感度は、おおよそ70%程度だといわれ、特異度に関しては99.9％程度の精度を誇ります。

感度が100%とならないのは、PCR検査の精度というよりも、検体を取る場所やタイミングの問題だと考えられます。
ウイルスが非常に少ない場所から検体を取っている場合や、感染から間もなくウイルス量が増えていない場合などは、どうしても正確に検査することが難しいのです。 しかしある程度のウイルス量があれば、PCR検査はほぼ正確に診断することが可能です。

抗原検査（抗原定性検査）の感度は、おおよそ60～70%程度だといわれています。
感度・特異度いずれもPCR検査と比べ低く、偽陽性・偽陰性率がPCRより高くなっています。しかも、これは医療従事者が採取した場合の数値です。「抗原検査キット」などで一般の方が自分で検体採取し検査した場合、偽陽性・偽陰性の確率はさらに高くなると考えられます。

新型コロナウイルスに現在感染しているどうかを調べるには、PCR検査と抗原検査、どちらかを受ける必要がありますが、検査精度の高いPCR検査の方が推奨されます。
しかしPCR検査の場合、検査会場によっては結果が出るまでに数日かかる可能性もあります。
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福岡県在住の方で新型コロナウイルスへの感染が不安な方は、ぜひ当検査センターをご利用ください。

PCR検査は、検体に含まれる極微量のウイルスRNAをコピーしてDNAにし、それを増幅させてウイルスの有無を判定することがわかりました。
そのメカニズムは少し複雑ですが、一つずつ紐解けば理解できそうな仕組みです。

新型コロナウイルスの検査には大きく分けて３つの種類があり、目的によって受ける検査や検査時期＝タイミングも異なります。
ぜひ、ご自身に必要な検査を見極め、正しく検査を受けるようにしてくださいね。