
セックス体位の種類とは?
セックス体位とは、性行為の際の体の姿勢や向きを表します。
基本的な性交体位の種類は、正常位、騎乗位、立位、後背位、座位、側位、伸長位、屈曲位です。
江戸時代には「江戸四十八手」と呼ばれる48種類の性交体位を表した用語も生まれていて、セックス体位の種類がとても豊富なことがよくわかります。
性生活医療ナビで、好きなセックス体位について男女200名に調査をしたところ、1番人気は「正常位」でした。
調査方法:インターネット上のアンケート調査
調査期間:2022年8月4日~8月5日
有効回答数:男性・女性 200名(20~40代)

正常位を選んだ方の理由では、「顔が見えるのが嬉しい」「抱き合えて愛情を感じられる」から好きという意見が多く見受けられました!
また、初体験のセックス体位について、同じく男女200名に調査したところ、7割近くが「正常位だった」と回答しました。人気の体位ですね!
正常位

正常位(せいじょうい)とは、男性が女性に覆いかぶさった体勢で行うセックス体位です。
女性は仰向けに寝て、脚を広げる体勢になり、男性がそこに覆いかぶさって挿入し、腰を前後に振ってピストンします。
正常位の体位の形はさまざまなものがあるので、気になる方はぜひ以下で詳しくチェックしてください。
正常位とは?やり方・種類・脱マンネリできる体位変換をイラスト画像で紹介【医師監修】
騎乗位

騎乗位(きじょうい)とは、女性が仰向けになった男性の上にまたがって行うセックス体位です。
男性器が勃起している状態で、女性もしくは男性がペニス(陰茎)を膣口にあてて、ゆっくりと挿入し、女性が前後や上下に腰を振ってピストンします。
女性が正面を向いてまたがるなら「対面騎乗位」、男性に背中を向けて行うなら「背面騎乗位」といいます。
騎乗位についてさらに詳しく知りたい方は以下の記事をチェックしてください。
騎乗位のやり方って?彼が喜ぶコツをイラスト・動画で紹介!【医師監修】
立位

立位(りつい)とは、立った状態のまま行うセックス体位です。向かい合って行う場合は「対面立位」とも呼ばれ、「正常位」に括られることもあります。
後背位で行う場合は「立ちバック」と呼ばれています。
ベッドの上など不安定な場所ではバランスを崩しやすいため、安定した場所で、女性が壁などに寄りかかれると挿入がしやすいでしょう。
男性が女性の片足を持ち上げて挿入し、片足を上げたまま、もしくは足を閉じて男性が腰を振ってピストンします。
後背位(バック)

後背位(こうはいい、バック)とは、女性もしくは挿入される側が男性もしくは挿入する側に背を向けて、性行為を行う体位です。
四つん這いになって手をついたり、うつ伏せになっている状態で挿入し、ピストンします。挿入する側は立膝の体勢になります。後ろから行うので、正常位など正面で行う体位に比べると挿入やピストンが難しい体位だといえるでしょう。
立った状態で行う場合には「立ちバック」とも呼ばれます。女性は後ろを向いているので、顔を見られることがなく、深い部分まで挿入がしやすいのも特徴の一つ。
また、動物が交尾をする際も後背位で行うことが多く、野性的なセックスが楽しめることでも人気です。
座位

座位(ざい)とは、座った状態で挿入するセックス体位のことです。
男性が座っているところに女性が座り挿入します。正面で向き合う場合は「対面座位」、女性が男性に背中を向けて挿入する場合には「背面座位」といいます。
椅子やベッドに座った状態で行うことが多く、対面座位の場合には、密着感がありながら、お互いの表情もしっかりと見れるのが魅力でしょう。椅子に座って行うときには「椅子前座位(四十八手では「抱き地蔵」)」とも呼ばれています。
また、男性の上に跨る女性上位の体位であるため、女性が腰を振って好きなように動けるのもポイントです。
側位(そくい)

側位(そくい)とは、女性が横向きに寝転がった状態で、後ろから抱きしめるような形で男性が挿入をするセックス体位です。四十八手では、「窓の月」とも呼ばれていて、向かい合って行う場合には「前側位」と呼ばれています。
横向きの体勢ということもあって、激しい動きはペニスが抜けやすくなってしまうので、ゆっくりと行うスローセックスにおすすめの体位です。
密着感があり、お互いのぬくもりを感じられるところも魅力で、体に負担をかけずに愛情を表現できるセックス体位なので、妊娠中のセックスにも良いでしょう。
伸長位

伸長位(しんちょうい)とは、女性が足を閉じた状態で挿入するセックス体位のことです。四十八手では「締め小股」とも呼ばれています。男女が向かい合った状態で行うので、「正常位」の体位の一つでもあります。
挿入が浅くなるので、ゆったりとした動きがおすすめ。ピストンする際には、前後にスライドするような動き方をすると良いでしょう。
また、女性は「足ピン」の状態にもなるため、膣がよく締まり、イキやすい体位ともいわれています。太ももに力を入れるとより膣が締まるので、意識してみてくださいね。
屈曲位

屈曲位(くっきょくい)とは、正常位の体勢から、女性が男性の肩に足をかける体勢で行うセックス体位です。
四十八手では「深山(みやま)」「深山本手(みやまほんて)」と呼ばれています。女性が足を高く上げるため、奥までペニスを挿入できるので中イキがしやすい体位だといえるでしょう。
やり方は、正常位の体勢になり、男性が女性の足を上げて肩にかけます。女性のお尻が浮いた状態になるので、挿入しピストンします。
セックス体位の種類は数が豊富!基本的な体位から抑えよう
セックス体位は、江戸四十八手にもあるように、48種類、男女逆にした裏のパターンも合わせればなんと合計96種類にも及びます。
さまざまな体勢で楽しむことができますが、慣れていないうちは、まずは基本的な体位を抑えて、体位変換にすすめていきましょう。
性生活医療ナビでは、今後もセックス体位について記事を更新していきますので、ぜひチェックしてくださいね!
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